前回、比較Benchの最後に書きましたが、省電力機能の効果により一部のBenchや
実際のGame中の動作に影響が出ています。
Idol時だけでなくgame中でも負荷が下がると、コアクロック297MHzに自動でさがります。
08/1/17 画像を差し替えました。

テスト環境
CPU AMD Athl on64 FX-60(939pin)
M/B Gigabyte GA-K8N Ultra-9(nForce4 Ultra)
メモリ PC3200 1GB*2(計2GB)
VGA ATi Radeon HD3870 Gigabyte製(コア777MHz メモリ1126MHz)
OS WindowsXP Professional SP2 32bit版(DirectX 9.0c)
PCI DELTA Dio2496
電源 Antec NeoHE 500
  
1024×768 32bitです(3DMark06のみ1280×1024)
3D設定は、垂直同期のみ手動で「常にオフ」にしてあります、それ以外はDefault設定。

※HDD壊れたので新HDDにOSクリーンインストールした直後です。

測定方法

Riva Tunerを使いました。(Toolの使用は自己責任でお願いします)
操作可能な点は以下の通りです。
・クロック変更
・クロックの測定
・GPU温度の測定
・GPU負荷(GPUアビリティ)の測定
・ファン回転数指定(Auto設定は不可)

うちの環境では画像にあるように、ファンの回転数を40%固定にしています。

測定グラフは上から以下の順番で並んでいます。
・コアクロック
・ファン回転(%)
・GPU温度
・GPU負荷(アビリティ)

温度とクロックとアビリティは、CCCと比較しても誤差程度でした。
DriverはCatalyst7.12を使用しています。

3DMark05 Pro(Direct3D)



グラフ前半部分がGameTest1〜3、後半がCPUTestの状態です。
Testの切り替えごとにクロックが297MHzに戻っています。
GameTest中1.2では、GPU負荷が100%になっていません。

3DMark06 AD(Direct3D)



グラフ前半部分がSM2.0 Graphics Test1.2、中半がCPUTest1.2、後半がHDR/SM3.0 Graphics Test1.2状態です。
05と同じでTestの切り替えごとにクロックが297MHzに戻っています。
GPU負荷はSM2.0/3.0の2を除き、ほぼ100%稼動しています。

FFBench Ver3

クロック自動


こちらがクロック自動のまま測定したFFBench V3(High)の状態です。
負荷が低い為、クロックが297MHzのまま測定されています。
GPU負荷は最大でも40%程度でした。


クロック手動で固定


クロックを手動設定で777MHzに固定すると、GPU負荷は20%前後にさがります。
CPUベンチの比重の方が大きいですが、実際にこの状態の方がスコアは伸びます。
100%の速度で動作しないため、X1900XT以下の数値しか出ませんが…。



ゆめりあベンチ



GPUTestのBenchに使われているだけあり、Test中はGPU負荷が100%になっています。
ファンの速度が40%固定にしてあるので、温度も急上昇しています(爆)

World in Conflict - DEMO



クロック最大になりGPU負荷もほぼ100%になっています。

Crisis SP Demo



序盤から重い負荷がかかっているので、クロック最大になりGPU負荷も100%になっています。

LostPlanetDX9


Snowの方はほぼ常時100%で動作しています、後半のCaveはCPUBench部分なので
GPUの負荷は下がっています。


Ragnarok Online(MMORPG)

番外編の続き(笑)
HD3870を窓で使うと重くなるなどの書き込みが某板に複数出ていましたが、うちの環境でも重くなります。
X1900XTとは比較にならない重さです。
/skipコマンドで60フレでやっていましたが、30フレのままでもかなりの重さです。

窓モード フルモード

窓ではクロック297MHzのままで、GPU負荷も10〜20%程度のままです。(上記のグラフは途中から手動でクロックあげた)
フルスクリーンにするとクロック777MHzになり、GPU負荷も90%前後まであがります。
クロックと負荷の数値だけは高いですが、フルスクリーン状態でもX1900XTの窓より重いです。
フルスクリーン状態にすると、最新の重い3Dゲーム並みの負荷が常時かかっていることになります。
この古いゲームでそれほどの負荷が掛かるとは思えないので、多分異常だと思います。

追記と修正
ROが異様なほど重い原因ですが、どうやらHD3870の「DirectDraw」の数値が異様に悪いのが原因のようです。

このゲームはエフェクトの処理にDirectDrawを使用しています。
フルスクリーンで起動した場合、モニタリングで「Hardware Acceleration」「Hardware Acceleration DirectDraw」の
2つが有効になります。
HD3870は窓にすると全部動きませんが、X1900XTの場合は「Hardware Acceleration」のみ動きます。

このうち「Hardware Acceleration」の性能に関しては、他のBenchでHD3870自体にまったく問題がないことが
分かっています。
問題は「Hardware Acceleration DirectDraw」で、自作板のHD3xxxスレにHDBenchの結果が貼られていて、
この時「DirectDraw」の数値が低すぎるという書き込みがありこちらでも測定してみたところ、確かに異常な遅さを
示していました。

サンプル解像度:1600*1200 32bit 60Hzの液晶モニター(DVI接続)
家にある3つのRADEONシリーズ
 
垂直同期あり
垂直同期なし
X800XT
59
57
X1900XT
60
92
HD3870
29
37

上記の通りHD3870だけAGP時代のX800XTにすら届きません。

ROは通常起動で30フレーム、起動後に/skipコマンドを入れると60フレームで動きます。
・X800XTではどちらにしても大差なしとなります。

・X1900XTでフル状態で起動した場合、垂直同期なしでは上記のTest結果と比例してゲーム内のワープポータルの
 回転が爆速で描写され、水辺の動きも加速し、キャラクターのオーラ表示も高速回転となります。
 垂直同期ありにすると正常な描写速度になります。

・HD3870では同期なしでも上記の状態(ポータル、水辺、オーラ等)でかなり遅くなり、60フレにするともっと重くなり、
 近くにポータル、水辺、オーラ等があったり居たりする場合、移動すら遅くなります。

上記の検証より「DirectDrawの性能」がもっとも影響しているのは確実です。
3870もフルにすると上記のHardware関係が全部機能するので窓ほど重くはありませんが、「DirectDraw」の性能が
悪すぎるため、フルで動作させてもX800XTやX1900XT以下の速度でしか動作していないと考えます。
⇒HD2000シリーズからHardwareで対応していないらしい?です。

GPUアビリティの変動が少なすぎる(リニアに反応しない)のはプロセスを隠蔽しているnProのせいかもしれません。
Vistaでは低下しないという報告もありますので、「DirectDraw」の数値がいくつか気になるところです。(仕様が違うか?)

08/06/24
ROをやっている知り合いのVista SP1のPCで上記のVista動作確認をしてみました。
Phenom 9850BE+RadeonHD3870で試してみましたが、やはりカクツキはなくなりませんでした。
各人で気になる度合いに個人差がありますが、うちではこのカクツキで遊ぶのは無理でした。(カクカクすぎて気分悪い)

RO以外でDirectDrawを利用して描写しているTVチューナーも付けていますが、TVを見る分には問題ありません。
それ以外では特に遅いとは感じませんでした。

パンヤ(PangYa S3)

番外編の続き2つ目です。(お手軽系なので)


クロックは300MHz固定のまま、スイング中のゲージが動いている間が負荷率70%前後となり一番高くなります。
クロックを手動固定すると負荷率は40%程度にさがりますが、297MHzで足りているので問題ないと思います。
公式BBSでゲージのすべりやカクツキが話題になることがありますが、それなりにゲージの負荷はありそうです。
このゲームもROと同じくnProを採用しています。

09/7/19
今年の3月頃にパンヤで使用されているプロテクトが、nProからCrackProof Game Editionに変更された模様。
公式的には正式名を発表していませんが、世間では?多分これだと思われています。

で、公式の不具合BBSで話題でまくりですが、nProよりタチが悪いガードシステムですね、これ…。
とりあえず、このゲームガードの宣伝文句に「低負荷」とかかれていますが、はっきりいって嘘です!(苦笑)
上記のパンヤの負荷率を見て分かるとおり、以前まではGPU負荷は上がってもCoreクロックはそのままでしたが、
変更後にテストしたところ、ゲージが動いている間はCoreクロックも100%になる程度の負荷が掛かっています。
GPU負荷も70〜90%程度になるようです。
公式にあるような公式スペックのPCでは、ゲージがカクつく人は増えているのではないでしょうかね。

更に、CrackProof Game Editionの説明ページにありましたが、セキュリティソフトとは特に相性が悪いです。
ゲームをガードする為に、個人PCのセキュリティを落とさないといけないという、なんとも本末転倒な話です。
公式HPがクラックされたとは思えないほど、セキュリティ意識が低次元すぎる会社ですね…。

一部機能を止めないといけないのは、現状ではKasperskyと同じエンジンを使っているソフトだけだと思います。
全部止める必要はありませんが、プロアクティブディフェンスの項目を切らないと、パンヤが強制終了するのでプレー
する事は出来ません。
対策としては、1.セキュリティーを一旦止める、2.セキュリティーソフトを変える、3.ゲームをやめる、という選択肢しか
ないようです。(4.がめぽに期待する?→ありえない( ´_ゝ`))

全てはこの新ガードソフトが、nPro以上に非常識な動作をしているのが原因です。
全部のセキュリティソフトで落とされないのは、単にゲームガードが干渉してくる部分を、セキュリティソフトが監視して
いるかどうかの違いだと思います。

音と温度について

最初の比較記事でかなり静かだと書きましたが、その後のユーザー達の解析?により現在出荷されている
純正BIOSの温度によるファン制御は、BIOSで25%固定となっているようです。
その為、負荷をかけても回転数が上がらないので、起動時以外を除き静かなままでした。
100%固定にすると常時爆音となりますが、シンクの性能が悪い訳ではないので最大負荷でも温度上昇は
最低限になります…うるさいの我慢すれば^^;

25%のままで熱いor嫌な人or温度が気になる方は、現状として以下の方法があります。
どちらもリスクがあるので、自己責任を忘れないように!
・非公式に流れているBIOSに書き換える。⇒起動時から有効
・Toolを使って好きな速度に固定する。   ⇒Windowsが起動してから有効

うちではBIOS書き換えは嫌なので、RivaTunerで回転数を固定にしています。
環境に影響されると思いますが、45%〜100%だと音が聞こえました。

感想

HD3xxxシリーズは省電力機能と性能のバランスが売りになっているだけあり、自動制御では可能な限り
クロックと電圧を落とそうとしているようです。
ゲーム中でも常時負荷を監視して変動しているので、ゲーム中にカクツク場合はクロックの変動が発生
している可能性があります。

X1900XT以下のスコアにしかならないBenchは、GPU負荷が100%になっていないの原因だと思います。


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